乳歯が虫歯に弱い原因と子供の虫歯を防ぎづらい理由
子供の歯を虫歯から守るためには保護者による直接的なフォローが必要となります。仰向けの子供の口を覗き込み、力を入れ過ぎないようにしながら小刻みに歯を磨き上げるのが基本です。将来的な虫歯のリスクを抑制するためにも、子供が適切に歯を磨けるようになるであろう10歳前後までは、これを継続するべきでしょう。
子供の虫歯を探して乳歯の虫歯を予防
子供の虫歯を探す場合、保護者による目視が主な方法となり、子供の歯を磨いてからチェックを行う際には、可能な限り明るい場所で子供の歯をチェックすることが大切です。永久歯を育み、正常な歯並びを整えるためにも、保護者は乳歯の段階から子供の虫歯に注意を払ってください。
年齢別の子供の虫歯が発生しやすい箇所
年齢ごとに歯の生え揃い具合が違うため、子供の虫歯を探す際には年齢ごとに重点的に探すべきポイントがあります。0歳から2歳頃にかけては前歯、2歳から3歳頃にかけては奥歯が重視すべきポイントで、4歳から5歳頃には歯間に注意を払い、6歳以降は永久歯周辺が重要となります。
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子供の歯に対してのケア
乳歯は永久歯までの代替歯であり、虫歯等で乳歯を失うことによるリスクは一見すると、それほど大きくはありません。
生え変わることを前提としていることもあって、乳歯のエナメル層は永久歯のエナメル層に比べて薄いことから、乳歯自体が永久歯よりも格段に弱いわけです。
永久歯が生えるために顎の発達を促すと共に、永久歯の誘導も担う乳歯は代替歯であるからといって軽んじるべきではないでしょう。
根本的に弱い乳歯は、永久歯とは比べ物にならない程に虫歯になりやすく、その主な原因はエナメル層の薄さにあります。
子供の虫歯を防ぎづらい要因は乳歯の弱さ以外にもあります。
子供には歯磨きやうがいを適切に行う事が難しいことに加え、イヤイヤ期や反抗期といったアイデンティティの確立にとって重要な時期が重なるため、保護者による歯のケアが難しくなることも、子供の虫歯を防ぎにくくする要因です。
イヤイヤ期や反抗期は子供にとっても重要な時期であり、これらの時期の子供の歯のケアは保護者の方にとって難しいかも知れません。
いずれの時期も子供の歯と口腔の健康を生涯にわたって左右しかねない大切な時期に重なるため、幼少期から歯磨きに苦手意識や忌避感を抱かれないように細心の注意を払っていく必要があります。
歯科医院や歯医者に拒否感を抱きにくいように意識し、イヤイヤ期や反抗期は歯科医院や歯医者で予防歯科を受けることでフォローするという手段も考えられます。
なお、子供の虫歯を見つけるのも子供の虫歯予防も歯科医院や歯医者が精度において優れていることは言うまでもありません。
生涯にわたっての歯のケアを考慮するなら、保護者の方はお子さんに定期的な歯科検診も習慣づけてあげてください。